松ちゃん ガキ使BPO審議に持論!規制ゆえに「面白くも」

[ 2014年2月11日 16:41 ]

「ダウンタウン」の松本人志

 「ダウンタウン」の松本人志(50)が10日深夜放送のフジテレビ「ワイドナショー」(月曜深夜0・50)に出演。昨年大みそかにオンエアされた日本テレビ「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」が放送倫理・番組向上機構(BPO)「放送と青少年に関する委員会」の審議対象になったことに、持論を展開した。

 ダウンタウンらが出演する年越し恒例の番組。BPOによると「お笑い芸人がロケット花火を尻で受け止める」などの場面について、委員から「放送基準に照らし、問題があるのではないか」などの意見が出たという。

 司会の東野幸治(46)から、この話題について水を向けられた。松本は自身のツイッターに「頑張れ」と激励の声が届いていることに「凄くありがたいんですけど」としながらも、BPOが指摘した演出について「でも、それは今に始まったことではなくて、昔からあって、別にそんなに僕も困ってもないし、怒ってもないし」と冷静な様子。

 「むしろ、これをきっかけに『笑ってはいけない』をやめれるなって思っているぐらい。本当にきついんで、やめたいんですよね。僕がBPOに言いたいぐらいですよ」と笑いを誘った。

 これまでも「ダウンタウンのごっつええ感じ」をはじめ、数々の番組を手掛けてきただけに「怒られながらやっていくしかないんですよ。サービス精神から、ちょっとハミ出さなアカン時って、あるじゃないですか。でも、僕、規制がなかったらアカンと思うんですよ。規制があるからこそ、面白くもできるんですよ」と熱弁。

 「その(規制の)中で、どう頑張って。『ここギリギリやな』『怒られるかもしれんな』というところで遊んでる部分もあるんですよ。でも、そのサービス精神がゆえに、ちょっとハミ出してしまう時もあるんやけど、そこをもうナシにしちゃうと、本当にテレビもうは毒にも薬にもならんものになってしまうから」

 「われわれやりたいことって、いたってシンプルで。本当に楽しんでほしいから、笑ってほしいから。そこに何の悪意もないんですよね。それをたまに悪人みたいに罪人みたいに言われることがあるから、すごく寂しい、悲しいですね。一方、いじめにつながるってなった時に『じゃ、観なかったらええやん』って言うのはたやすいんやけど、僕はあまりそれは言いたくないんですよ。できたら観てほしいし」

 規制と“闘ってきた”テレビマンとしての矜持(きょうじ)を示した。

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2014年2月11日のニュース