「半沢」同期大出世 滝藤賢一ドラマ初主演「倍返し狙う」

[ 2014年1月29日 09:03 ]

名バイプレーヤーの滝藤賢一がドラマ初主演(C)小賀康子

 昨年の大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS)で、主人公の同期を演じて注目を集めた俳優、滝藤賢一(37)がドラマに初主演する。4月スタートのテレビ東京の連続ドラマ「俺のダンディズム」(水曜深夜)で新境地を開く。

 もともと実力派のバイプレーヤーとして評価の高い滝藤だが、「半沢直樹」の銀行員・近藤役の鬼気迫る演技で視聴者をクギ付けにし、昨年の「ブレイク俳優ランキング」(ORICON STYLE発表)で8位にランクイン。最も旬な俳優の一人で、濱谷晃一プロデューサーは「“半沢直樹”では半沢を裏切り、男気を貫けずに涙をのむ役どころでしたが、今回はダンディズムを貫く主人公で倍返しを狙います」と期待している。

 今回演じるのは、ダンディーになりたいサラリーマンで、新人女性社員の「ダンディーな男性が好み」という発言を聞き、一念発起する課長役。原作のないオリジナルストーリーで、ファッション情報や腕時計、万年筆など、ダンディーな男に向くアイテムやうんちくを、主人公とともに学びながら楽しめる作品だ。

 滝藤はドラマ初主演について「ドッキリかと思いました」と照れ笑い。ダンディーな男を目指す内容には「僕自身プライベートで知りたいことばかり!がっちり心をつかまれました。“へぇへぇへぇボタン”があれば押しまくってます」とノリノリで3月中旬に予定される撮影へ備えている。

 ◆滝藤 賢一(たきとう・けんいち)1976年(昭51)11月2日、名古屋市出身。98年に俳優養成所「無名塾」に所属し、翌99年に舞台で俳優デビューを果たす。映画出演は08年「クライマーズ・ハイ」、10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3」など。ドラマは09年のNHK「外事警察」、10年の同局大河ドラマ「龍馬伝」など多数。家族は妻と3男。

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