新年彩る宝恵かご行列 文枝、貴乃花親方ら練り歩く 今宮戎神社

[ 2014年1月10日 11:38 ]

女優の高畑充希らを乗せ、大阪・ミナミの繁華街を練り歩く宝恵かご行列=10日午前

 商売繁盛を祈願する今宮戎神社(大阪市浪速区)の「十日えびす」が10日、「本えびす」を迎えた。着物姿の福娘や芸者衆らを乗せた21台の「宝恵かご」と地元の商店主ら約500人が列をなし、「ほーえかご、ほーえかご」と声を上げながら、新春の大阪・ミナミの繁華街を練り歩いた。

 かごにはNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」にヒロインの夫の妹役として出演する女優の高畑充希や落語家の桂文枝、元横綱の貴乃花親方の姿もあり、沿道の見物客は盛んに手を振ったり、カメラを向けたりした。

 宝恵かご行列は、江戸時代にミナミの芸者がかごを出して派手に参拝したのが始まりとされる。最盛期には100台ものかごが登場。200年以上、大阪の華やかな正月行事として親しまれている。

 毎年参拝するという名古屋市の女性会社員(43)は「行列を見たのは初めて。とても華やかで、福をもらえた気がする」と話した。

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