福山雅治 紅白史上初の3元中継 横浜から台湾へ

[ 2013年12月18日 05:30 ]

ライブで熱唱する福山雅治

 大みそかの「第64回NHK紅白歌合戦」(後7・15)で、福山雅治(44)がパシフィコ横浜(横浜市西区)から生中継で出演することが決まった。自身の年越し公演会場で、紅白のステージとなるNHKホールのほか、台湾・台北市のイベント会場と中継をつなぐ。紅白史上初の海外を含めた3元中継となる。

 台北のイベントは「2013台北ニューイヤーズパーティー」で、85万人以上の市民が集まる毎年恒例のビッグイベント。中華圏の人気アーティストが多数出演し、台湾だけでなく、香港や中国全土で生中継され、中華圏の人々が年越しを楽しむライブエンターテインメント番組にもなっている。ここに日本人が出演するのは初めてで、海外から出演者が中継されるのも初。

 福山の人気は台湾でも絶大だ。今夏、主演映画「真夏の方程式」プレミアで訪れた時、30社以上が取材に殺到した。その際、福山は「必ずライブで戻る」と誓っており、来年は自身初となる台湾、香港でのアジアツアーを予定する。

 俳優としては今年、初の父親役を演じた映画「そして父になる」(監督是枝裕和)がカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞するなど、世界で評価を受けた年。NHKは「来年はいよいよミュージシャンとしても本格的に海外進出をする年になる」とひと足早いアジアへの発信を決めた。紅白には6回目の出場で、5年連続で中継で出演。パシフィコ横浜からは4年連続となる。「今年は紅白に加えて海外の番組でも同時中継されるとお聞きしております。海を越えて音楽で一つになれたらうれしく思います」と本番を楽しみにしている。

続きを表示

2013年12月18日のニュース