漫才王ウーマン 問題児・村本を中川が広い心で包む凸凹コンビ

[ 2013年12月15日 23:20 ]

笑顔を見せる(左から)MCのナインティナイン矢部、岡村、優勝したウーマンラッシュアワーの村本、中川、最高顧問のビートたけし

 過去最多の1855組がエントリーした年間最強漫才師決定戦「THE MANZAI 2013」(15日)は3年連続決勝進出のウーマンラッシュアワーが“三度目の正直”で優勝。予選のサーキットランキング1位からの完全Vを果たした。

 ボケの村本大輔(33)とツッコミの中川パラダイス(32)が2008年結成。村本は大阪NSC(吉本総合芸能学院)22期、中川は23期。11年、若手お笑い界の登竜門「ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞を受賞。今年3月には芸歴10年以下の関西若手漫才師ナンバーワンを決める「NHK上方漫才コンテスト」で初優勝。“手土産”を増やし、同24日の単独ツアー大阪公演を最後に、東京に進出した。

 この夜の相方をおとしめるネタ同様、村本の毒舌・ゲスキャラが際立つ。今年11月には、東京・浅草花月で「ウーマンラッシュアワー村本のゲスのゲスによるゲスのためのライブ」を開催。来年1月には、同所で「ウーマンラッシュアワー村本の100の恨み」。日ごろから書き溜めているという芸人・業界・女性など100人に対する恨み節を爆発する。

 「THE MANZAI」の後の生放送「全力教室」で前年覇者のハマカーンと共演。村本は「参加人数は今年の方が多かったんで、実質こっちの方が強いんじゃないかな」と早速、いやらしい顔でイヤミをぶつけていた。

 ウーマンラッシュアワー結成前にコンビ解散を10回もしたといい、ブログも度々炎上する“問題児”村本を、中川が広い心で受け止めるという異色凸凹コンビ。優勝賞品はフジテレビのレギュラー番組。来年のブレークに期待が集まる。

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2013年12月15日のニュース