「電波少年」“恵子先生” NY公演に意欲「浪曲は“ミュージカル時代劇”」

[ 2013年12月12日 06:22 ]

NY公演への思いを語った浪曲師、春野恵子

 浪曲師の春野恵子(年齢非公表)が11日、大阪市北区のスポーツニッポン新聞社を訪れ、来年3月5日に開く米ニューヨーク公演をPRした。

 2000年、読売系バラエティー番組「進ぬ!電波少年」でデビューし、03年に浪曲師に転身。ことし3月に史上初の全編英語浪曲「番町皿屋敷」を披露した。NY公演では同演目や英語での浪曲講座も行う。4~6歳に米ダラスで暮らした経験と東大卒の教養で英語は得意だが、「浪曲の節回しに英語に乗せるのは大変でした」。

 今公演は、ネット上で不特定多数から資金を集める「クラウドファンディング」を活用。476万円を集め渡航が実現した。「助成金の少ない浪曲界に新たな可能性を示せた」と成果に笑顔。「浪曲はいわば“ミュージカル時代劇”。日本の優れた話芸を海外にも伝えたい」と語っていた。

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2013年12月12日のニュース