すまけいさん死去 入退院繰り返し、最期は妻にみとられ…

[ 2013年12月10日 05:30 ]

87年、スポニチ本紙のインタビューに答えるすまけいさん

 1960年代に斬新な舞台を演じた「アングラの帝王」で、映画「男はつらいよ」シリーズなどで名脇役として活躍した俳優のすまけい(本名須磨啓=すま・けい)さんが7日午後5時36分、肝臓がんのため都内の病院で死去した。78歳。北海道国後島出身。通夜は12日午後6時、葬儀・告別式は13日午前11時から、いずれも、東京都新宿区上落合3の4の12の最勝寺=(電)03(3360)2580=で。喪主は妻洋子(ようこ)さん。

 所属事務所によると、10月下旬に体調不良を訴え、都内の病院で診察を受けた。全身にがんが転移し、中でも肝臓が肥大した状態だったため11月12日に入院。徐々に衰弱し、今月7日、妻の洋子さんにみとられて息を引き取った。

 1999年にぼうこうがんを患ってからは病気続き。2001年には脳梗塞で倒れ、左手足にまひが残った。10年ごろには、大腸がんの手術も受けていた。入退院を繰り返しながら、そのたびに復帰。舞台やテレビ、映画の仕事を続けた。今年3月に行った朗読劇「天切り松 闇がたり」が最後の仕事となった。

 60年代に東京・新宿の小劇場などで活躍。斬新な演出や翻訳劇で話題を集めた。66年に「すまけいとその仲間」を結成。「ゴドーを待ちながら」などの伝説的な舞台を手掛けた。80年代後半からは映画やテレビでも活躍。86年の「キネマの天地」でブルーリボン賞助演男優賞を受賞した。

 ▼山田洋次監督(すまさん出演の「男はつらいよ」「キネマの天地」「学校」などを監督)寛容で温かくてユーモラスで、こんな大人がいてほしいと、日本人なら誰もが思うような人間像をつくり出してきた、実にたぐいまれな役者でした。これからの日本でこそ大活躍してほしかったのに、悔しくてなりません。

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