北島三郎、紅白“卒業”を表明「50回を一つの区切りに」

[ 2013年12月5日 16:18 ]

会見で語る北島三郎

 演歌歌手の北島三郎(77)が5日、都内の所属レコード会社で記者会見を開き、NHK紅白歌合戦から“卒業”することを表明した。

 決断に至った最大の理由は「後進へ道を譲りたい」という思い。紺のスーツに、ブルーのシャツ、紺のネクタイで会見場に姿を現した北島は「私事で大勢の方に集まってもらって妙な感じ」と切り出し、「たくさんのファン、関係者の支援を賜り(紅白に)50回出していただいた。しかし、50回を一つの区切りにしたい。後輩に道を譲ることで、これから、もっといい紅白になればと思う」と語った。

 デビュー50周年となる2年前にも1度、紅白からの引退を考えたが、「東日本大震災が起きて、こんな時こそ元気な歌をと思った」と翻意。今春、あらためて「50回出場となったら一線を引こうと思った」と明かした。

 1963年の初出場から通算50回目を迎える今年の紅白は大トリが確実で、歌唱曲は「まつり」。尊敬する美空ひばりさん(享年52)に並ぶ歴代最多タイの大トリ11回という金字塔を打ち立てて花道を飾る。これまで1度もステージで涙を見せたことのない北島だが、古参のスタッフには「泣いちゃうかもな」と話したという。

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2013年12月5日のニュース