南座の顔見世興行が初日 東西の歌舞伎俳優ずらり

[ 2013年11月30日 10:44 ]

 東西の歌舞伎俳優が勢ぞろいし、古都に年の瀬の訪れを告げる「吉例顔見世興行」が30日、京都市東山区の南座で初日を迎えた。

 顔見世興行は劇場と役者が年間契約していた江戸時代に、役者の顔触れを披露するために始まったとされ、人気役者が連日舞台に立つ。

 昼5演目、夜5演目の2部構成。昼の部では人間国宝の坂田藤十郎さんや四代目市川猿之助さんが「義経千本桜」を上演。

 夜の部では猿之助さんのほか、二代目市川猿翁さん、九代目市川中車さんが襲名披露口上に登場。12月26日に千秋楽を迎える。

 午前10時の開場とともに歌舞伎ファンで埋まった大入りの観客席には着物姿の女性もおり、役者が登場するたびに拍手が起こった。

続きを表示

2013年11月30日のニュース