初出場もさっそく“泉谷節”サク裂「NHK、少しは考えろっての」

[ 2013年11月26日 05:30 ]

第64回紅白歌合戦出場歌手発表会見「どうせ使わないんだからパチパチ撮るんじゃねえ」と泉谷節全開の泉谷しげる

「第64回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表

 初出場者の目玉は、歌手生活42年の泉谷しげる(65)。初出場歌手の会見では、1人だけ言いたい放題の独壇場。自身の選出に「NHK、少しは考えろっての」と“泉谷節”をサク裂させた。

 会見でセンターに陣取った泉谷は、最初のあいさつから“舌好調”。「え~、何とも言えない違和感。“お前がなんでいるんだろう”みたいな、そのフラッシュのたき方やめろ!コノヤロー!」と、カメラマン陣を一喝。大きな笑いが起き、会場の空気を明るくした。

 65歳での初出場は昨年の美輪明宏(当時77歳)に次ぐ歴代2番目。「ドッキリかと思って来てみたんだが、ホントなんだよ。やめとけって。NHK、少しは考えろっての!もっと出たい人がいるんだから」と、局への“批判”も飛び出した。

 大みそかの仕事は40年間なく、家族でのすき焼きパーティーが恒例で、過去にオファーもなし。初めて出演依頼を受けて自ら出場を決めた。理由は「NHKっておもしれえと思った」からだ。

 きっかけは、今年9月に出演した同局の音楽番組「SONGS」だ。「歌で勝負してるんだったら、歌詞の説明なんかやめちまえ」と、画面に歌詞のテロップを出さないことを求めた。すると、それが実現。「こいつら、面白いこと好きなんだなと思った。面白いならやってやるよと、恩を売るように出てやった」と説明。紅白でも“テロップなし”を求めた。

 一方で、質問にうまく答えられずしどろもどろになったNMB48の市川美織(19)には、「おいお前、テロップ入れろよ」と横やり。この日一番の大爆笑が起きた。

 山田良介チーフプロデューサーは、選出理由を「歌で被災地に寄り添う代表的な方。“歌がここにある”というテーマにピッタリだった」と説明。泉谷は日本各地で災害が起こるたび、「募金しろよ」と呼びかけ、チャリティー活動も積極的に行ってきた。危険な発言も持ち味と捉え、「いい感じで暴れていただきたい」と期待していた。

 泉谷は紅白を「40年間見てない」とキッパリ。だが、昨年大きな話題を集めた美輪明宏(78)の「ヨイトマケの唄」について、「ノーカットでやって、圧巻だった」と振り返った。すると、司会の有働由美子アナに「見てたんですね?」と聞かれ、「あっ見てました」と照れ笑い。出演は今回が「最初で最後」としたが、紅白が気になる存在だったのは間違いなさそうだ。

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2013年11月26日のニュース