NHK阿部渉アナ、初の五輪キャスター挑戦「ドキドキと不安」

[ 2013年11月13日 17:50 ]

「ソチオリンピック・現地キャスター」発表会見に登場したNHKの(左から)杉浦友紀、上条倫子、冨坂和男、廣瀬智美、阿部渉の各アナウンサー

 NHKのソチ五輪中継番組の現地キャスター発表会見が13日、同局で行われ、開会式は阿部渉(46)、廣瀬智美(32)両アナウンサーが担当することが発表された。

 阿部アナは現在、朝のニュース番組「おはよう日本」のメインキャスターを務めており、入局24年目。これまでも「おはよう日本」や「NHKニュース7」などの報道番組のほか、年末の「NHK紅白歌合戦」総合司会も務めるなど、幅広い活躍を見せてきた阿部アナだが、五輪放送を担当するのは意外にも今回が初めて。

 阿部アナは「これまで報道だったり、演歌の司会をしてきて、スポーツの現場に行くのは本当に初めての経験。ドキドキ楽しみな部分もありますが、不安もあります。開会式はスポーツと平和の祭典をロシアという国がどういうメッセージを出してくるんだろうと個人的にも興味がある。そういったメッセージも含めて伝えていきたい。エンターテインメントの部分でも、臨場感をしっかりとお伝えしたい」と意気込みを語った。

 開会式のほかに「おはよう日本」などで事前情報も伝えていくことになるが、「ただ、開会式が終わったらすぐに競技を見ずに帰ってこないといけない。それが心残りです」と続け、笑いを誘った。

 廣瀬アナは「ニュースウォッチ9」のスポーツキャスターを務めており、バンクーバー、ロンドンに続き、3度目の五輪現地キャスターとなる。

 閉会式は、冨坂和男(46)、上條倫子(29)両アナウンサーが担当。冨坂アナは開・閉会式の担当は初めてとなるが、五輪の実況は6回目のベテランで、今回もアイスホッケー、アルペンスキーなどで実況を担当する。初の現地キャスターとなる上條アナは「おはよう日本」の現地キャスターとしても現地の情報を届ける。上條アナは「新鮮な情報をコンパクトに、最後の終わる瞬間まで余すところなく、伝えたい」。

 中継の前後に放送する中継番組は工藤三郎(60)、杉浦友紀(30)両アナウンサーが担当する。初の現地キャスターに、杉浦アナは「4年に1度の日常生活ではありえない場所。現場に行けることが楽しみ。できる限り、現場に足を運んで最新の情報をお伝えしたい」と話した。

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2013年11月13日のニュース