「マツコの日本ボカシ話」結局1話で終了 代替番組前に突然発表

[ 2013年11月13日 06:57 ]

「マツコの日本ボカシ話」の司会を務めていたマツコ・デラックス

 全編ボカシの演出方法が問題になり、10月22日の第1回放送後に休止となっていたTBSのバラエティー番組「マツコの日本ボカシ話」(火曜後11・58)が放送終了することが12日、分かった。同日夜の代替番組放送前に発表され、公式ホームページでも併せて報告された。

 12日夜、代替番組の人間観察バラエティー「モニタリング」傑作選の放送前に、テロップ画面で「『マツコの日本ボカシ話』は、全編ボカシという表現・演出方法に、局の内規に抵触するおそれがあるため、一旦、番組の放送を休止していましたが、慎重に検討した結果、番組を終了することを決定しました」と番組終了を報告。「番組を楽しみにして頂いた視聴者の皆様や、ご出演頂いたマツコ・デラックスさん、その他、関係者の皆様には、大変ご迷惑をおかけした事を、お詫び申し上げます」と視聴者や司会のタレント、マツコ・デラックス(41)らに謝罪した。

 同番組は10月22日にスタート。初回は生命保険の営業担当の女性2人が登場し、都内の喫茶店でマツコと対談。全編、2人の顔に濃いボカシを入れて音声も変え「契約を取るために“枕営業”をした」などの体験談を披露した。

 顔にボカシを入れる演出については、同局の内規で「報道番組においては必要不可欠な場合にのみ認められる」と定められ「初回の放送後、視聴者からさまざまな意見や批判があり、社内でも議論が起きた」(同局広報部)ため、第2回(10月29日)の放送を前に突如、休止。今月5日も代替番組が放送され、12日もオンエア見送りが決定していた。

 TBSの広報部は第2回の休止決定後、「表現、演出方法の再検討を行い、できるだけ早く再開したい」としていたが、結局1回で番組終了となってしまった。

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2013年11月13日のニュース