大河ドラマ「八重の桜」前回は最低更新も第45話で上昇12・8%

[ 2013年11月11日 10:19 ]

NHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公・八重を演じる綾瀬はるか

 綾瀬はるか(28)主演の2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・00)の第45話が10日に放送され、平均視聴率が12・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。

 初回21・4%でスタートし、第5話までは18%を超えていたが、第6話に一気に15%台に落ち、第10話には12・6%とし、初めて15%を割り込んだ。その後は第14話には11%台からに16%を上下。第43話で11・5%、第44話で10・0%と裏番組で放送されたプロ野球・日本シリーズの影響もあり、これまでの最低を更新していたが、第45話で前回から2・8ポイント盛り返した。45話までの平均は14・6%。

 会津藩(現在の福島県)の出身で、戊辰(ぼしん)戦争では銃を持って戦い、“幕末のジャンヌダルク”と呼ばれ、のちに同志社大学を創設した新島襄の妻となる山本八重(1845~1932)の波乱に満ちた生涯を描く物語。時代の変化にも臆することなく、激動の幕末を勇ましくしなやかに生き抜いた八重を大河ドラマ初出演の綾瀬が演じる。東日本大震災を受け、被災地の復興を支援するドラマとして企画されたもので、幕末史はこれまで表立って語られなかった敗者から見た維新の物語として描かれている。

 綾瀬のほかに、八重の兄で、襄と八重のキューピットとなる山本覚馬を演じる西島秀俊(42)、八重の1人目の夫・川崎尚之助を演じる長谷川博己(36)、新島役のオダギリジョー(36)をはじめ、及川光博(43)、高嶋政宏(47)、生瀬勝久(52)、綾野剛(31)、玉山鉄二(33)ら豪華な面々が出演している。

 「不義の噂(うわさ)」と題された第45話は、覚馬の娘・久栄(門脇麦・21)が母・時栄(谷村美月・23)と書生の青木(永瀬匡・20)との仲を見抜く。覚馬は時栄と一緒に洗礼を受けさせようと、青木を大阪の私塾に移す。そんな中、襄が米国から5万ドルの巨額の資金援助を携えて1年8カ月ぶりに帰国し、八重は久しぶりの襄との再会を喜ぶ。その頃、時栄と青木の不倫関係のうわさが町中で話題となっていた。同志社の宣教師たちからも不協和音が噴出する事態となり、覚馬は商工会議所会頭を辞職するが、責任の重さを悟った時栄は離縁を申し出て…という展開だった。

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2013年11月11日のニュース