マツコ司会番組 放送1回で休止…演出方法を再検討へ

[ 2013年10月30日 06:00 ]

マツコ・デラックス

 TBSは29日、タレントのマツコ・デラックス(41)が司会を務めるバラエティー番組「マツコの日本ボカシ話」(火曜後11・58)の放送を同日からいったん休止すると発表した。

 毎回さまざまな業界の関係者が登場しテレビでは話しにくい裏話を顔にぼかしを入れて語る番組。22日に放送が始まったばかりだ。

 初回の放送では生命保険の営業担当の女性2人が登場し、都内の喫茶店でマツコと対談。全編にわたって2人の顔に濃いぼかしを入れて音声も変え、「契約を取るために“枕営業”をした」などの体験談を披露した。次週については「銀行員が明かす禁断の閉店後」との予告が放送された。

 同局広報部は「初回の放送後、視聴者からさまざまな意見や批判があり、社内でも議論が起きた」と説明。同局では、顔にぼかしを入れる演出について「報道番組においては必要不可欠な場合にのみ認められる」と内規で定めており、バラエティー番組でもこの内規に従って演出を見直す必要があると判断。番組の企画段階や放送開始前には、社内で議論はなかったという。

 29日はバラエティー「モニタリング」の傑作選を放送。来週以降については未定で、広報部は「表現、演出方法の再検討を行い、できるだけ早く再開したい」としている。

 同局では、次男が窃盗容疑などで逮捕されたタレントみのもんた(69)が司会を務める情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」と「みのもんたのサタデーずばッと」の降板を発表したばかりで、ドタバタ続きとなった。

続きを表示

2013年10月30日のニュース