加山雄三「岩谷さんなしで僕はない」 今陽子「音楽の母だった」

[ 2013年10月28日 13:45 ]

 数多くのヒット曲を手掛けた作詞家の岩谷時子さんが25日午後、肺炎のため東京都内の病院で死去。「君といつまでも」「お嫁においで」などを歌った歌手で俳優の加山雄三(76)は「岩谷さんにお会いしていなかったら、今の僕はない」としのんだ。

 「偉大な方で、僕は何も伝えていないのに、思い描いた以上の言葉を詞にしてくださいました。心から感謝とご冥福をお祈りいたします」と加山。

 デビュー曲「恋の季節」が約270万枚のヒットを記録した「ピンキーとキラーズ」の今陽子(61)は「15歳でデビューしたとき、体は大きいけれども幼い、という意味を込めて『デカベイビー』というニックネームをつけていただいて以来、岩谷さんを音楽における母親と慕っていたので、ショックを受けています」と沈痛。「『恋の季節』の有名な『夜明けのコーヒー』という詞は、越路吹雪さんがパリでつぶやいた言葉が基になっています。尊敬する2人から生まれた言葉を歌うことができ幸せでした」とコメントした。

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