串田和美氏が急性胆のう炎…演出・出演舞台「スカパン」公演中止

[ 2013年10月20日 14:25 ]

急性胆のう炎にかかった串田和美氏

 俳優で演出家の串田和美氏(71)が急性胆のう炎を患い、自身が芸術監督を務める長野・まつもと市民芸術館で上演中の演出・出演舞台「スカパン」の19、20日の公演が中止になった。同劇場の公式サイトで発表された。

 同作は18日に初日を迎えたが、串田氏が公演終了後、体調不良を訴え、診察の結果、急性胆のう炎と診断された。現在、治療療養中で「医師のアドバイスや本人の体調を鑑み、10月19日(土)14時及び10月20日(日)14時の公演をやむを得ず中止させていただくという決断に至りました」と説明している。

 次の公演日は23日。「今後の公演スケジュールにつきましては、見通しがつき次第、当館ホームページ等でお知らせする予定です」とし「公演を楽しみにしていただいていた皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけしまして、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

 「スカパン」はフランスの劇作家モリエールの喜劇「スカパンの悪巧み」を串田氏が脚色・演出。9年ぶりの再演で、高岡蒼佑(31)らが出演。

 串田氏は1966年、吉田日出子(69)らとともに劇団「自由劇場」を結成。東京・渋谷のシアターコクーン初代芸術監督。故中村勘三郎さんとタッグを組み「コクーン歌舞伎」「平成中村座」を演出、歌舞伎界に新風を呼んだ。俳優としてもNHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」「おひさま」などで活躍している。

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2013年10月20日のニュース