薬師丸ひろ子「あまちゃん」音痴の役で「お客さまが来てくださるか」

[ 2013年10月12日 04:00 ]

23年ぶりの単独コンサートで熱唱する薬師丸ひろ子

 NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で鈴鹿ひろ美役を演じてお茶の間の人気を集めた薬師丸ひろ子(49)が11日、東京・渋谷区のオーチャードホールBunkamuraで「薬師丸ひろ子 35th Anniversary コンサート2013」と銘打ったコンサートを開いた。

 デビュー作の映画「野生の証明」が公開された1978年10月7日から35年目にあたる記念の今年、23年ぶりの単独コンサートを開催することになったもので、10月1日のオーチャードホールBunkamuraを皮切りに、同5、6日の大阪・森ノ宮ピロティホール、そしてこの日と、東阪2都市で4公演を行い、トータルで約6500人を動員。

 この日のファイナル公演も熱烈なファンが詰めかけ、2150席の会場は満席の中、「今回4回公演をさせていただきましたが、始まるまでとても不安がありました。コンサートをするのはだいぶ前から決まっていたんですけれども、皆さんが見てくださった『あまちゃん』というNHKのドラマで桁外れの音痴という役でしたので、本当にお客さまが来てくださるんだろうかと心配していましたが、今日、こうやって皆さんのお顔が見れて本当にうれしいです。今日が最後ですので、倒れようが何しようと、最後まで力いっぱい歌っていきたい」と笑顔であいさつ。

 大ヒット曲「セーラー服と機関銃」をはじめ、「探偵物語」「メイン・テーマ」「すこしだけ やさしく」、カバー曲から「夢で逢えたら」「私の世界」、それに唱歌「故郷」など全21曲を熱唱した。

 今回の単独コンサートの模様は、来年1月にブルーレイ&DVD(タイトル未定)で発売予定。これは23年ぶりのライブ映像となる。

 なお、薬師丸は11月25日放送のTBS系スペシャルドラマ「こうのとりのゆりかご~『赤ちゃんポスト』の6年間と救われた92の命の未来~」に主演。「あまちゃん」でヒロインの母の若き日を演じた有村架純(20)も共演する。

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