阪神戦全144戦応援ソエジマ隊員 CS期待はマートン

[ 2013年10月11日 10:55 ]

阪神の全試合を追っかけたソエジマ隊員も熱烈エール

 松竹所属の芸人・ソエジマ隊員(37)は、今季の阪神を誰より見てきた1人だ。MBSテレビのスポーツ情報番組「カワスポ」(金曜深夜0・45)の企画「阪神全試合完全制覇おっかけタイガース!」に抜てきされ、144試合を見届けた。

 企画では阪神が勝てば8600円が支給され、負けや引き分けなら支給はなく、不足分は自腹。所持金からチケット代や移動費を捻出した。最終結果は2万円弱の自腹だったが、「5位だった昨季なら凄い負債だったはず。今季は優勝争いしてくれ応援も楽しかったし、お金も助かった」と笑顔。CS進出の要因には西岡、福留の存在を挙げ、「彼らが戦線離脱すると明らかにチームが低迷するし、戻ってくるとほかの選手も元気になる。精神的支柱に見えた」と分析した。

 だが、12日からの戦いは「満身創痍(そうい)の戦い」と憂慮する。追っかけの中、優勝への天王山と言われた8月27~29日の巨人戦(東京ドーム)に3連敗して以降、「チームは調子を取り戻せていない」と感じている。「広島は初のCS進出で、勢いと盛り上がりが違う」とファーストステージからの苦戦を予想した。期待するのは、「頑張っテキサス!」とソエジマ隊員の大リーグギャグを覚えて話しかけてくれる、大好きなマートン。「4番が打てば士気も上がる。福留さんも打って、打線がつながれば」と熱望した。

 不動産会社勤務から転身した芸歴3年目。ダルビッシュ有のモノマネはしていても、野球には興味なしの“ド素人”だった。今季の阪神を、ゲーム中は一度も席を外すことなく全力で応援し、「すっかり阪神ファン」になった。企画開始直後、球場で出会ったファンがくれたメガホンは今ではボロボロ。割れた部分をガムテープで補強し、使い続けた。

 阪神の優勝旅行まで追っかけたいソエジマ隊員は、「ふんどしを締め直してCSを勝ち抜き、日本シリーズに行っテキサス!」と激励。番組ではバス移動や立ち見観戦など、経費節約のためにハードな旅を強いられた。8日に無事完走したが、CSに向けたさらなる試練が待ち受ける。詳細は11日の放送で。

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2013年10月11日のニュース