山崎豊子さん密葬は「書斎ある自宅で」 死因は呼吸不全

[ 2013年10月2日 17:16 ]

 9月29日に死去した作家の山崎豊子さんのおいで「山崎豊子文化財団」事務局長の山崎定樹さんは2日、「身体の一部と化している書斎のある自宅にて静粛に見送るように」という遺志に従って密葬にしたことなどを新潮社を通じて文書で公表した。また山崎さんの死因は呼吸不全だったことも明らかにした。

 新潮社広報宣伝部はこれまで、死因を「心不全」としていた。

 文書によると、山崎さんは8月から週刊新潮で始めた連載「約束の海」の第1部(20回分)を完成させた後、「50年以上の創作活動が原因と思われる微熱とともに全身の痛みを訴え」入院し、9月29日午前2時10分に呼吸不全で亡くなった。密葬は10月1日に行われ、後日、お別れの会を行う予定という。

 週刊新潮は3日発売号で「約束の海」の第7回とともに、特集記事を掲載。第1部は原稿用紙約500枚に及び、1年がかりで9月上旬に書き上げたことや、亡くなる前日深夜に容体が急変したことなどを伝えている。

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2013年10月2日のニュース