「あま」感謝のクドカン、半沢を意識「こちらが土下座の本家」

[ 2013年9月29日 06:00 ]

映画「謝罪の王様」初日舞台あいさつに出席した宮藤官九郎(右)。左から竹野内豊、阿部サダヲ、井上真央、岡田将生

 最終回を迎えた「あまちゃん」の脚本を手がけた宮藤官九郎(43)が28日、都内で行われた映画「謝罪の王様」(監督水田伸生)の初日舞台あいさつに出席。ドラマの人気ぶりを称賛され「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。

 上映開始は午前9時。司会に「本日(あまちゃん)最終回でしたね」と水を向けられると「この時間に、ここにこんなに人がいるってことは、あんま見てもらえてないのかなぁ」と苦笑い。あまちゃんのヒットを祝福する拍手が客席から湧くと、照れくさそうにはにかんだ。

 宮藤はこの夏、大ヒットドラマの双璧となったTBS「半沢直樹」にも触れ「おかげさまで、あちらが終わって、ちょうどこちら(謝罪の王様)が土下座の本家になる」と、「半沢」最終回での香川照之(47)の土下座シーンを意識しながらアピール。主演の阿部サダヲ(43)の演技について「香川さんと違って、阿部さんの土下座の速いこと、速いこと!そのスピード感を見てほしい」とPRした。

 「あまちゃん」と「半沢」の共通点について、放送作家の山田美保子さんは「脇のキャラクターに至るまで、すべての登場人物に徹底した設定がなされていたことが最も大きい」と指摘。「視聴者が、出演者の誰かには必ず感情移入できた。全世代の視聴者が楽しめた作風と、流行語の広がりが人気を後押ししたことも共通点」と分析した。

続きを表示

2013年9月29日のニュース