闘病中の永六輔 “ラジオもう一度”支えは長嶋氏の言葉

[ 2013年9月24日 06:00 ]

車椅子に乗り元気な姿を披露した永六輔。赤とんぼをあしらったバッグが30万円で落札され驚いた表情をみせた

 放送作家でタレントの永六輔(80)が23日、都内で行われたイベントに出席した。心配されていたパーキンソン病の病状も安定し、リハビリに励む日々。体調を考慮して今月末に終了する長寿ラジオ番組へも“復帰”する意欲を示した。

 永が元気な姿を見せたのは、東京・日本橋高島屋(中央区)で行われた、東日本大震災復興支援のための「チャリティーアートカバンオークション」。建築家の安藤忠雄氏、漫画家のちばてつや氏らクリエーター46人に交じり、白い帆布地のカバンに赤とんぼを描いたバッグを出品した。

 絵はほとんど描かないというが「赤とんぼは災害が近いことを感知すると、地面スレスレを飛ぶ性質がある」とこん身の作品に託した思いを明かし「描き終わるまでに2日かかった」と笑顔を見せた。震災後はたびたび被災地を訪れ、体調の回復した20日には岩手・三陸地方へ出向き被災者らに勇気を与えてきたという。

 先月末、約46年にわたりパーソナリティーを務めてきた、TBSのラジオ番組「永六輔の誰かとどこかで」の放送を今月27日で終了することを発表。一時は病状悪化が懸念されていたが、この日は車椅子に乗っていること以外はパワー全開。自分のバッグが30万円の高値で落札されると、恥ずかしそうに手で顔を覆い「何もできませんので…」と恐縮しながら、故渥美清さんと一緒にやったことがあるという、バナナのたたき売りの口上を早口で披露し会場を沸かせた。

 パーキンソン病と同時に前立腺がんと闘っている永は現在、リハビリに励む日々が続く。自ら歩いて買い物に出掛け、率先して料理もこなし「あらゆることにリハビリが入っている」。時には思うように体が動かない日やつらい日もあるが、それでも頑張り続けるのは、脳梗塞から復活した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の「リハビリは絶対にやめたらダメだ。リハビリは裏切らない」という言葉が心の支えになっているから。会場からの拍手に永は「ラジオ番組は今月で終わるが、また戻りたいという気持ちは強い」と前を向いた。
 

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