渡辺謙 目を潤ませ「ケツの穴まで見せるつもりで」

[ 2013年9月15日 06:00 ]

映画「許されざる者」の舞台あいさつに登場した(左から)忽那汐里、柳楽優弥、渡辺謙、佐藤浩市、小池栄子、李相日監督

 渡辺謙(53)が14日、都内で主演映画「許されざる者」(監督李相日)の舞台あいさつに登場した。

 上映後、佐藤浩市(52)忽那汐里(20)らと壇上に立ち「この映画ほど公開後にしゃべりにくい映画はない。15分のあいさつが(上映時間の)2時間15分を壊しかねない」と作品に込めた思いの大きさを強調した。主演した06年「硫黄島からの手紙」の監督で、「映画界の父」と尊敬する米俳優クリント・イーストウッド(83)が92年に監督・主演した西部劇映画のリメーク。明治初期の北海道を舞台に、逃げ延びた幕府軍の残党を演じている。

 米映画にも数多く出演し“世界のワタナベ”の評価を不動としてきたが「自分の中で方向性を模索している時期」に取り組んだ作品だという。企画段階から李監督と話し合いを重ねる中で、全てを委ねると決断。「監督が見たいもの、描きたいものを作るため、一俳優としてどこまでできるか考えた。ケツの穴まで見せるつもりでやった。心の全部をさらけ出した」と目を潤ませた。

 先週6日にはベネチア国際映画祭の特別招待作品として上映され、現地紙などから絶賛された。現在、開催中で“オスカー前哨戦”と言われるトロント国際映画祭で特別上映部門にも出品。10月にはアジア最大とされる釜山国際映画祭のガラプレゼンテーション部門に出品されるなど、世界的な注目を集めている。イーストウッドが監督を務めた「許されざる者」は4部門でオスカーに輝いた傑作だが、どこまで近づけるか期待される。

 渡辺は「死にものぐるいでやった映画。無事お客さまに届けられてホッとしている。これ以上しゃべっちゃいけない」と演じ切った充実感を漂わせた。

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