美空ひばりさん初海外公演の音源CD化 13歳時の米ツアー

[ 2013年9月10日 08:05 ]

1950年のハワイ、米本土ツアーの音源がCD化されることになった美空ひばりさん(右)の当時の写真。師匠の川田靖久氏(左)とツアーを回った

 美空ひばりさん(享年52)が初めて行った海外公演の音源がCD化される。13歳だった1950年に、師匠の歌手川田晴久さんと回った米国ツアーのもの。「ひばり&川田inアメリカ 1950」として18日に発売。

 ツアーは50年5~7月に50公演以上開催。CDになるのは、昨年米国で発見された、6月24、25日のカリフォルニア州サクラメント公演の音源。笠置シヅ子さんの「ヘイヘイブギ」など9曲を収録した。中でも、米歌手ダイナ・ショアのカバー曲「ボタンとリボン」は、ひばりさんの英語歌唱で最も古い音源となる。

 ボーナストラックには12歳の頃の“替え歌”を収録。デビュー曲「河童ブギウギ」のメロディーに乗せて、自己紹介するもの。49年に作られた宣伝用サンプル盤に収録された貴重な音声だ。

 自身最大のヒット曲「柔」は、東京五輪の64年に発売。同曲は柔道がテーマの同名ドラマの主題歌。同大会から柔道が正式種目となったことも相まって、190万枚を売り上げた。今作には未収録だが、東京五輪の開催決定で再び注目を集める可能性もありそうだ。

続きを表示

2013年9月10日のニュース