引退会見に600人超!宮崎監督、海外メディアの質問に苦笑も

[ 2013年9月6日 16:41 ]

600人を超す報道陣が集まった宮崎駿監督の引退会見

 海外でも知名度の高い宮崎駿監督(72)の引退会見とあって、国内外の多くのメディアが詰めかけた。WEBや紙媒体などあわせて200媒体、70台のテレビカメラのうち16台は韓国、ロシア、フランス、イタリア、中国など海外メディアのもので、計605人が監督の言葉に耳を傾けた。

 海外メディアの質問に宮崎監督が思わず笑みをこぼす場面も見られた。作品の中で度々、イタリアが舞台になることから、イタリア人記者が「イタリアは好きですか?」と聞けば「好きです。食べ物はおいしいし、女性はきれいだし」と監督。これにフランスメディアも同じ質問を続けると「クリスマスの時にどこのレストランでもフォアグラが出てきて、あれは辛かった。料理はイタリアの方が好きかな」と苦笑い。「でも、ルーブルは良かったですよ。フランスの友人に『フランスの飛行艇で映画を作れ』とも言われました」と話した。

 また、韓国人記者から最新作「風立ちぬ」で描かれた軍国主義下の日本についての見解を問われると「いろいろな疑問は私の家族、自分自身、スタッフからも出ました。それにどういう風に答えるかということで映画を作りました。映画を見て頂ければ分かると思います」と説明し、「是非、お金を払って見て頂けると嬉しいなと」と韓国のファンに呼びかけた。

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