政治的発言が波紋? 韓国メディア、宮崎監督の引退背景を臆測 

[ 2013年9月2日 11:25 ]

 アニメ映画の宮崎駿監督が引退を表明したことについて、韓国メディアは2日、「引退を惜しむ声が相次いでいる」と一斉に報じた一方、突然の引退表明の背景をめぐり「憲法や原発などの政治的発言が呼んだ波紋に負担を感じたのではないか」(聯合ニュース)などとの臆測を伝えている。

 韓国でも宮崎アニメは人気で、近年の作品だけでなく初期作品「未来少年コナン」のファンも多い。SBSテレビは「アニメの新しい地平を切り開いた」と評し、「日本アニメの巨匠」の引退を惜しんだ。

 聯合ニュースは、宮崎監督が7月に「自民党の憲法改正議論を正面から批判した」と紹介。MBCテレビは「参院選での与党圧勝後、安倍政権の右傾化政策が加速したことに失望したのではないか」との見方を伝えた。(共同)

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2013年9月2日のニュース