小学館社屋の“落書き” 24、25日、計6000人に一般公開

[ 2013年8月20日 23:00 ]

 藤子不二雄Aさんや浦沢直樹さんら大物漫画家らが描いた落書きが話題になっている小学館ビル(東京都千代田区)の一般公開が、今月24、25日に行われる。

 小学館の「ありがとう!小学館ビル ラクガキ大会」 実行委員会が20日、同社HPで詳細を発表、時間は両日とも午前9時から午後9時まで。入場は無料だが、整理券による入れ替え制で、1人約10分が予定されている。整理券は両日とも午前8時15分からそれぞれ3000枚が配布される。写真撮影は可能だが、三脚類の使用、動画撮影は不可。

 落書きされたのは大通りに面した1階の応接ロビー。室内の壁やガラスに大きく描かれた「オバケのQ太郎」「20世紀少年」などの人気キャラクターを、外から一目見ようとするファンで、連日人だかりができており、16日までだったロビー内の点灯期間も25日まで延長されている。

 小学館によると、昭和を代表する漫画家を数多く輩出したアパート「トキワ荘」が取り壊される際に、かつての住人だった漫画家たちが集まって落書きをしたことがヒントになった。「週刊ビッグコミックスピリッツ」編集部の山内菜緒子さんが呼び掛けたところ賛同の輪が広がり、最終的に20人以上の漫画家が参加した。

 地上9階、地下3階の小学館ビルは「週刊少年サンデー」創刊から8年後の1967年に完成。東日本大震災後の耐震強度の見直しにより建て替えが決まった。9月2日に取り壊しが始まり、2016年に10階建ての新ビルが完成する予定。

続きを表示

2013年8月20日のニュース