フミヤ「心地よい」Jポップ歌手初の伊勢神宮唱

[ 2013年8月8日 06:00 ]

J-POP歌手として初めてとなる伊勢神宮でのコンサートを、同所の内宮参集殿で行った藤井フミヤ

 歌手の藤井フミヤ(51)が7日、伊勢神宮(三重県伊勢市)でポップス歌手として史上初のコンサートを開いた。

 20年ごとに社殿を新しく建て替え、神様に新社殿へと移ってもらう「式年遷宮」を記念した公演。午後7時半、藤井は参拝者の休憩所として使われる内宮参集殿の能舞台に登場。1曲目は、ライブでは異例の「君が代」。緊張感たっぷりの雰囲気の中、代表曲「TRUE LOVE」などスローな曲を中心に9曲披露した。

 藤井が式年遷宮のイメージ曲「鎮守の里」を歌った縁で実現した公演。神宮側の依頼を受けて06年に制作、奉納したもの。伊勢神宮を初めて参拝した後、近くを流れる五十鈴川のほとりに座って作曲したという。「日本人が故郷を思い出すような曲。雅楽も取り入れました」と紹介し、夜空に向けて歌声を響かせた。

 これまでも京都・平安神宮、奈良・橿原神宮、東京・明治神宮で歌っている。「もともと、芸能は神様にささげるもの。神社の中で歌えるのは理にかなっているし、心地良いです」と感想。今年はデビュー30年。人気のパワースポットで新たな力を蓄えていた。

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2013年8月8日のニュース