マリコ様 母からの手紙に涙→大爆笑でAKB48卒業

[ 2013年7月23日 06:00 ]

AKB劇場のバルコニーから集まったファンにあいさつする篠田麻里子

 AKB48の篠田麻里子(27)が22日、東京・秋葉原の専用劇場で行われた卒業公演でグループ活動を終えた。06年1月22日の劇場デビューから7年半の軌跡を感動的に締めくくるはずだったが、最後の曲「あなたがいてくれたから」でタイトルを間違えるまさかの大ハプニング。終演後は外で待つファンに、劇場バルコニーからあいさつするサプライズもあった。

 この日の公演は入場者にとって競争倍率200倍以上。落選したファンも1000人以上が篠田を一目見ようと、劇場が入居する商業施設の裏口に押し寄せた。終演から30分以上過ぎた午後9時35分、篠田はステージ衣装の白いドレスのまま、8階にある劇場バルコニーに現れると、周囲から大歓声。「麻里子~!」など絶叫が飛び交う中、「みんな、ありがとう!大好き!」と笑顔であいさつ。曲名を地で行く最後の“上からマリコ”に「ありがとう~!!」と涙ながらに叫ぶファンも。

 昨年8月27日の前田敦子(22)を想起させる卒業デー。ただ、ラストステージの締めくくりは違っていた。

 14曲を熱演後、アンコールに応えると、故郷の福岡の母親からサプライズで届いた手紙に「それ、(今、ここで紹介されたら笑顔のまま終われなくなっちゃうから)ダメなやつだよ~」と泣きじゃくった。観客の涙も誘い、篠田は最後に歌う曲のタイトルを告げた。

 「7年半、皆さんに支えられました。それでは、聴いてください。“ここにいたこと”」

 一瞬の間があって、壇上のメンバーたちは一様に驚いた表情。高橋みなみ(22)は「曲始まったらバレちゃうんで…」と慌てて曲を止めさせた。実は予定していたラストソングは「ここにいたこと」ではなく「あなたがいてくれたから」。これがバラされると、しんみりとしていた場内は一転、大爆笑に。イタズラ好きで、ちょっぴり天然ボケの篠田らしい“やり直し”のハプニングもついた。最後は「AKBを卒業しません!」と言いだし、数秒後に「…というのは冗談です」と憎めないあいさつで締めた。

 第1期生オーディション落選から奮起して、はい上がった努力家。自身の立ち位置を「縁の下の力持ち」とし、最年長ならではの気配りで後輩に慕われた。ステージ前にある名物の2本の巨大柱の光景を目に焼き付け「篠田麻里子がみんなの目標になるよう頑張りたい」と再出発での、さらなる飛躍を誓った。

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