9代目ピーターパン・唯月ふうか、新人離れの風格 舞台上では…

[ 2013年7月18日 15:14 ]

ミュージカル「ピーターパン」初日記者会見で、軽やかに空を舞う唯月ふうか(右)と仁藤萌乃

 新人女優の唯月ふうか(16)が18日、東京国際フォーラム・ホールCで主演ミュージカル「ピーターパン」(18日から28日まで)の東京公演初日を前に記者会見を行い報道陣の前でワイヤーに釣られながら軽々と宙を舞う場面を披露した。

 北海道出身の唯月は、昨年8月の新人発掘オーディション「第37回ホリプロスカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。高い歌唱力と持ち前の明るさで、過去に女優の榊原郁恵(54)らも務めたピーターパンの9代目に抜擢された。普段はセミロングで女の子らしい印象も、舞台上では一変。「衣裳を着ると男の子っぽいと言われるのが今はすごい嬉しい。これ(ショートヘアーのカツラ)を付けるとスイッチが入る」とはつらつとした演技を見せた。

 見どころでもあるワイヤーで地上5メートルの高さまで釣り上げられる場面では、「風がぴゅーと吹いてくる感じですごく気持ちが良いけど、難しいところがあるので、公演を通して成長していきたい」と風格すら感じるコメント。練習の段階では「ジェットコースターが苦手で、ほんとに怖くて」と危機感を抱いたと話したが、「過去のピーターパンのDVDを研究して、次のお稽古で挑戦したらすぐに飛べるようになりました」と、あどけなさの残る笑顔を見せた。

 4月にAKB48を卒業した仁藤萌乃(20)はウエンディ役で2年連続の出演。先輩らしく唯月にアドバイスを送ると思いきや「いつもピーターには本番中も引っ張ってもらっています」。フック船長役の橋本じゅん(49)も「ピーター頼むで。感心するわ」と堂々たる姿に舌を巻いた。

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2013年7月18日のニュース