文枝　誕生日＆襲名１周年、裕ちゃん新作初披露！

オーバーアクションで爆笑を誘う桂文枝

　落語家の桂文枝（７０）が襲名から１年を迎えた１６日、大阪・なんばグランド花月（ＮＧＫ）で「桂文枝フェスティバル」を開いた。創作落語「嵐を呼ぶ男～石原裕次郎物語」を初披露し、故石原裕次郎さんの名曲も熱唱するなど、大ファンだった裕次郎さんを大フィーチャーした。　

　誕生日と１周年のダブル記念日に、“創作落語の文枝”らしく新作２席を引っ提げて凱旋した。１７日に命日を迎える裕次郎さんを題材にした落語は、居酒屋を経営する裕次郎さんファンが客に生涯や功績を語り聞かせる内容。マニアックな知識や「錆びたナイフ」などの歌なども交え、熱く語り尽くした。

　トークゲストには、裕次郎さんと３７作で共演した女優の浅丘ルリ子（７３）が登場。初対面の思い出について、文枝は「ある方の家に呼ばれて行ったら、奥様としておられた」と遠慮がちに伝えると、浅丘から「石坂浩二さんでしょ？けんか別れしたわけじゃないし、名前を出しても全然構いませんよ」と笑い飛ばされ、ずっこけた。

　裕次郎さんに会ったことがない文枝は、「どんな人でした？」と興味津々。浅丘は「そこにいるだけでみんなが幸せになれる。大らかでフワッとしたものを持っている人で、男性からも好かれる人でした」と回想。飛び入りゲストの笑福亭鶴瓶（６１）からは「裕次郎さんに恋愛感情は？」とつっこまれ、「もちろんありましたよ。キスシーンもラブシーンも何度もしましたから」とぶっちゃけ、驚かせた。

　文枝は１年前の同日、同所で開かれた襲名披露公演以後、国内外で襲名興行計８３公演や番組出演など超多忙な一年を駆け抜け、出発の地に戻って来た。今後も２０公演以上の襲名公演を予定し、４７都道府県を制覇する。