片岡仁左衛門 勘三郎さんしのび「七月大歌舞伎」

[ 2013年5月28日 07:40 ]

7月大歌舞伎の抱負を語る片岡仁左衛門

 歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(69)が27日、都内で会見、大阪松竹座公演「七月大歌舞伎」への意気込みを語った。

 夜の部で仁左衛門が演じる「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」の大蔵卿は、昨年末に亡くなった中村勘三郎さんが得意とした阿呆(あほう)のふりをして周囲の反応をみる殿様の役。今回の演目を選ぶにあたって「中座時代からずっと一緒にやってきた彼をしのんで」選んだことを明かした。「若手のころ勉強会のチケット発売日に長蛇の列ができて大喜びしていた彼の姿が目に浮かびます」と懐かしんだ。

 仁左衛門は、東京・歌舞伎座のこけら落とし興行に3カ月連続で出演中。休む間もなく大阪入りとなるが「体調万全で臨みたい」と話していた。公演は7月4日初日。

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2013年5月28日のニュース