昨秋肺がん発覚…茂山千作さん「穏やかな表情」で天国へ

[ 2013年5月23日 11:58 ]

報道陣の取材に応じる、亡くなった茂山千作さんの長男の茂山千五郎さん

 「長い間ごくろうさん。狂言をここまで持ってきてくれてありがとう」。戦後の狂言界をリードしてきた狂言師茂山千作さん(93)が亡くなった23日、京都市上京区の自宅では、長男の十三世茂山千五郎さんが、父親の長年の功績をたたえた。

 千五郎さんによると、千作さんは昨年秋に肺がんが発覚。昨日までは変わらぬ生活をしていたが、テレビで野球中継を見ていたときに体調が悪くなり、深夜に寝室に様子を見に行ったところ、すでに息をしていなかったという。「苦しんだ様子もなく、穏やかな表情でした」

 昨年3月の「茂山狂言会 春」が最後の舞台となった。「戦後に狂言が認めてもらえない大変な時期があったが、叔父の千之丞とともに50年かけてここまで持ってきてくれた。僕らもそれ以上に頑張っていきたい」と千五郎さん。そして、一家族として「長生きしてくれて、一緒に暮らせて、うれしかった」と唇をかみしめた。

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