河瀬直美氏 日本人監督初の「カンヌ映画祭」審査員に

[ 2013年4月25日 06:00 ]

「カンヌ国際映画祭」審査員に選ばれた河瀬直美監督

 映画監督の河瀬直美氏(43)が24日、南仏カンヌで開幕する「第66回カンヌ国際映画祭」(5月15~26日)の最高賞パルムドールを争うコンペティション部門の審査員に選ばれたと、公式サイトで発表された。日本人監督が同映画祭で審査員に選ばれたのは初めて。

 ニコール・キッドマン(45)クリストフ・ヴァルツ(56)ダニエル・オトゥイユ(63)ら俳優、アン・リー監督(58)ら計9人が選出。スティーブン・スピルバーグ監督(66)が審査員長を務める。日本人では昨年亡くなった衣装デザイナー石岡瑛子氏(享年73)が96年に務めており、17年ぶり。

 河瀬監督は同映画祭で、97年「萌の朱雀」で新人監督賞にあたるカメラドール、07年「殯(もがり)の森」で審査員特別賞を受賞している。「非常に名誉で光栄なこと。審査員の一員として、また日本人として恥じることのないよう、世界から選ばれし21本の作品に真摯(しんし)なまなざしで向き合いたいと思います」とコメントしている。

続きを表示

2013年4月25日のニュース