チビ八重ちゃん 鈴木梨央が17日「花は咲く」で歌手デビュー

[ 2013年4月15日 06:00 ]

福島県郡山市の桜の名所「開成山公園」で歌手デビューイベントを開いた子役の鈴木梨央

 NHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公・新島八重の幼少期を演じた鈴木梨央(8)が14日、物語の舞台となった福島県内で歌手デビューイベントを行った。NHKの東日本大震災復興支援曲「花は咲く」で17日にデビューする。

 初の歌唱披露イベントは、郡山市の桜の名所「開成山公園」の野外音楽堂で開催。司会者から名前を呼ばれると、小走りで元気よくステージへ。満開の桜に負けないぐらい、“笑顔の花”を咲かせた。

 地元の小学生10人のコーラス隊を引き連れ、聴衆を前に初めて歌声を披露し「緊張はしなかった」と堂々。ただ、歌い終えて「梨央ちゃ~ん」と歓声を浴びると、感極まって涙をこぼす一幕も。「“梨央ちゃん”と名前を呼んでくれて応援してくれ、うれしくて泣いちゃいました」と、ちょっぴり恥ずかしそうに感想を語った。

 「八重の桜」では一生懸命に会津弁を話す演技が話題を呼んだ。この日も「さすけね(大丈夫だよ)」「ありがとなし(ありがとう)」と地元の人たちに語りかけ、「大好きな福島で歌うことができてうれしいです」と喜んだ。

 大河出演以来、テレビや映画への出演依頼は殺到。歌手デビューについては、「未来を担う子供に“花は咲く”を歌ってもらい、復興につなげたい」と、同曲の新たな歌い手を探していたNHK側が演技を見て抜てきした。

 同じ小学3年生の子役、芦田愛菜(8)に憧れて芸能界入り。同じ事務所に所属し女優、歌手デビューと、たどる道も似ている。報道陣から「またひとつ愛菜ちゃんに近づきましたね」と問われ、照れくさそうに「ありがとうございます。みんなを笑顔にする女優さんになりたいです」とはにかんだ。

 ◆鈴木 梨央(すずき・りお)2005年(平17)2月10日、埼玉県生まれ。10年4月クールの日テレドラマ「mother」を見て芦田愛菜に憧れ、同9月に事務所入り。昨年、フジテレビドラマ「カエルの王女さま」でデビュー。年末には芦田の初公演にダンサーで出演。1メートル22。

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