松下奈緒 史上最高1億円かけた!「上から目線が心地よくなってきました」

[ 2013年4月4日 06:28 ]

フジテレビ「鴨、京都へ行く。」の制作発表会見に出席した(前列左から)松下奈緒、椎名桔平。(後列同)堀内敬子、かたせ梨乃、若村麻由美、大東駿介

 松下奈緒(28)が主演するフジテレビ「鴨、京都へ行く。」(9日スタート、火曜後9・00)の制作発表会見が3日、京都・太秦の東映京都撮影所で行われた。美術費など諸経費の総額は1億円にのぼり、同所で収録された現代劇の連続ドラマでは最高額。松下は100万円相当の春らしい桜色の和装で旅館のセットの玄関に立ち、報道陣に「ようこそ、おこしやす」と頭を下げた。

 財務省キャリア官僚だった主人公が母親の急死で、京都にある老舗旅館の女将に転身し、実家の経営立て直しに奮闘する物語。

 設定に合わせて、松下と、仲居頭役のかたせ梨乃(55)、ライバル旅館の女将を演じる若村麻由美(46)の3人の着物はすべてオーダーメードの京友禅で、帯を含めると小売価格計5000万円相当。このうち松下には1点100万円相当の25点が用意され、「着物を着るのは(気持ちが)上がります」と女性らしさをのぞかせた。

 4カ月におよぶ収録はすべて京都で行う予定。同撮影所にある250坪の敷地に、玄関のほかロビーや厨房(ちゅうぼう)、客間など本格的な旅館のセットが組まれて工費総額は3000万円。さらに、旅館で出される京料理は“料理界の東大”とされる辻調理師専門学校(大阪市)が監修し、天然タイ2キロを用意するなど食材も1000万円に上る。ほかに、仲居役の女優や旅館従業員役の俳優らの衣装総額は1000万円で、諸経費の合計は1億円だ。

 すべて本物にこだわった環境の中で、一度も謝ったことのないごう慢キャラを演じる松下のエンジンも全開。「上から目線が心地よくなってきました」と張り切っている。

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