山本譲二の目にとまった韓国人歌手パク・ジュニョン 47都道府県巡業開始

[ 2013年3月14日 13:35 ]

熱唱するパク・ジュニョン

 心の故郷日本で輝きたい。演歌歌手の山本譲二(63)に見いだされ、昨年3月キングレコードから「愛・ケセラセラ」(詞曲・浜圭介)でデビューした韓国・釜山出身のパク・ジュニョン(31)が13日、都内で2枚目のシングル「チャラ」(作詞:渡辺なつみ 作曲:浜圭介 編曲:萩田光雄)の発売記念ライブを行った。

 池袋サンシャインシティ―内の噴水広場にアップテンポの中にせつなく甘い歌声を響かせ、愛称である「ジュニー!」の黄色い声援が飛び交った。韓国ではKポップの歌手として2つのボーカルグループで活躍していたが、いずれも解散。傷心の中にかつて、ホームステイした日本を訪れやさしさに触れた。

 日本語は全くしゃべれなかったが、西日本を中心にインディーズ活動する中で、山本譲二の目にとまった。「2年前、日本に来た時は、ここで歌手としてメジャーデビューできるなんて考えられなかった」と語るジュニョンにとって、山本は肉親以上の存在。「譲二アボジ(父親)」と呼ぶほど絆は深い。

 「日本で成功したら、韓国のオモニ(母)に家を買ってあげたい」と優しさも見せた。昨年はキャンペーンで22都府県を回ったが、行ってみたいのは北海道と沖縄。「今年は全国全部のみなさまに歌を自分の足で届けに行きます」47都道府県全てを訪ねる旅が始まった。

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2013年3月14日のニュース