テレ朝「アメトーーク」で注目 世界一軍団がマエケン体操導入

[ 2013年3月14日 06:23 ]

世界一のリトルチームが導入する前田健の準備運動

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大活躍している広島の前田健太投手(24)の「マエケン体操」が脚光を浴びている。昨年、リトルリーグ世界一になった「東京北砂リトル」(江東区)も導入を決定。東京北砂は今年元日放送のテレビ特番で前田健と対決しており「マエケンさんも世界一になって」とエールを送っている。

 マエケン体操とは、前かがみになって両腕を前後にグルグルと回す運動。テレビ中継ではあまり映し出されないが、登板前や試合の合間にベンチ前などで行うため、球場に足を運ぶファンの間では恒例の準備運動として有名だ。2月放送のテレビ朝日「アメトーーク」で、広島ファンのお笑いコンビ「チュートリアル」徳井義実(37)が紹介し、広く知られるようになった。

 この体操を“世界一のチーム”が取り入れる。東京北砂の清水久幸事務局長(67)は「今月中にもマエケン体操を導入するつもりです」と明かした。

 前田健とは元日放送のフジテレビの特番「ほこ×たて」で「前田が東京北砂ナインから40球で7三振を奪えるか」を競い、東京北砂が勝利。以前からマエケン体操が気になっていたという清水さんは「収録の時、この運動について直接聞いたら“体のケアに一番いい方法です”って自信たっぷりに勧めてくれました」と振り返った。肘や肩のケガ防止のため、キャッチボール前の準備運動として取り入れるという。

 東京北砂は昨年8月のリトルリーグ世界選手権で優勝。当時、元早大ラグビー部総監督でトップリーグのヤマハ発動機の清宮克幸監督(45)の長男、幸太郎君(13)=早実中1年、調布シニア所属=が3本塁打を放つなど投打で活躍して話題となった。

 特番では清宮君以外の選手も前田健の鋭い変化球に食らいつき、層の厚さを見せつけた。一方で、日本を代表する投手の一挙手一投足にナインは感激。WBCの代表招集時、前田健が不調だったことに全員が心配したが、中国戦、オランダ戦の好投に「本番ではちゃんと仕上げてくるんだな」とあらためて尊敬し直しているという。

 東京北砂は世界選手権の決勝で米国チームを相手に12対2でコールド勝ち。侍ジャパンも続くと信じている。

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