辛坊治郎さん がんが肺転移の可能性、6月には太平洋横断挑戦

[ 2013年3月14日 06:00 ]

会見で笑顔を見せる辛坊治郎氏(左)と全盲セーラーの岩本光弘さん

 読売テレビの元解説委員長でキャスターの辛坊治郎氏(56)が13日、都内での会見で、昨年末に手術した十二指腸がんが肺に転移している可能性があることを明かした。

 昨年12月に大阪市内で行った腫瘍の摘出手術後、辛坊氏は月1回ペースでCTスキャンなどの検査を受診。「若干、肺に影が見つかった」と告白した。

 辛坊氏は全盲の岩本光弘さん(46)とタッグを組み、小型ヨットで太平洋横断に挑む「ブラインドセーリング」の概要も発表した。6月中旬に福島県を出発。2カ月かけて約8000キロ離れた米サンディエゴを目指す。辛坊氏は小型船舶一級免許を取得しており、「夢はヨットでの世界一周」と公言していた。

 懸念材料は来月中旬に行う再検査の結果だ。「アウトならこの企画がどうなるのか」と全盲のセーラーを含めた2人が太平洋横断に挑戦する、世界初とみられる冒険を中止することも否定しなかった。

 辛坊氏が読売テレビで抱えるレギュラー番組「朝生ワイド す・またん」(月~金曜前5・20)、「ウェークアップ!ぷらす」(土曜前8・00)、「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜後1・30)には、出発まで可能な限り出演する。

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2013年3月14日のニュース