AKB48 西武ドーム握手会で復興応援ソング無料配信を報告

[ 2013年3月2日 18:41 ]

左からAKB48グループ総支配人・戸賀崎智信氏、高橋みなみ、大島優子、渡辺麻友

 2月20日発売の第30弾マキシシングル「So long!」が、10作連続発売初週でミリオンを突破して大ヒット中の人気アイドルグループ、AKB48が2日、埼玉・所沢市の西武ドームで全国握手会イベントを開いた。

 約1万5000人のファンが詰めかける中、握手会イベント前に、2011年3月11日に発生した東日本大震災の後にAKB48グループが「誰かのためにプロジェクト」を立ち上げ、被災地の人たちのために行ってきた復興支援活動について報告。

 メンバーたちが各被災地での活動をまとめた「被災地支援活動の記録」のVTRを紹介した後、AKB48グループ総支配人・戸賀崎智信氏が「2011年3月11日に発生しました東日本大震災、AKB48グループは被災地の復興のために何かできないかと思い、『誰かのためにプロジェクト』を立ち上げました」。とあいさつ。続いて、高橋みなみが「いまVTRでご覧いただいたのが被災地訪問活動の一部です。メンバーが被災地を訪問し、ステージトラックでミニライブや握手会などの活動を行っています」と語り、大島優子も「プロジェクト発足以来、被災地訪問活動は、今年2月までに計22回となります。被災地訪問活動を行ったメンバーは、AKB48グループ合わせて、のべ138人になります」。渡辺麻友も「これまで私たちAKB48は、震災復興を応援する楽曲として『誰かのために』『風は吹いている』の2曲がありました。そして、今年新たにもう1曲、震災復興のための曲が生まれます。タイトルは『掌が語ること』です」とそれぞれに報告した。

 同曲は、CDリリースはなく、全世界に向けて無料で配信。配信開始は、3月8日18時を予定となっている。「誰かのためにプロジェクト」の特設サイトより無料でダウンロードが可能。合わせて同ページでファンの人たちからの義援金を任意で受け付け、その義援金は、日本赤十字社を通して寄付する。

 高橋は「『掌が語ること』には、AKB48からのメッセージが込められています。私たちにできること、それは子どもたちを笑顔にすること。AKB48グループは、これまでも、これからも被災された皆さまを応援する活動を続けていきたい、そういうメッセージが込められています」と新しい復興応援ソングの内容について語り、戸賀崎総支配人は「こうした活動が継続できますのもファンの皆さまの応援のお陰です。これからも引き続きAKB48グループの応援、何卒よろしくお願い申し上げます」と感謝の言葉を述べた。

 その後、握手会イベントを行い、入山杏奈、川栄李奈、菊地あやか、篠田麻里子、高橋みなみ、松井咲子、渡辺麻友、板野友美、大島優子、北原里英、柏木由紀、小嶋陽菜、島崎遥香、加藤玲奈、藤江れいな、大場美奈の全16人のメンバーたちがステージに上がり、新曲「So long!」をはじめ「会いたかった」、松井咲子のピアノ伴奏で「桜の木になろう」を合唱するなど全5曲を熱唱。途中、「ムチャぶりクッキング」と題して、篠田、板野、松井の3人がオムレツ作りに挑戦し、板野が優勝するというコーナーもあった。

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