米倉涼子 謎の35歳女子高生役「先生役かと思った」

[ 2013年2月19日 06:00 ]

35歳の女子高生を演じることになった米倉涼子

 女優の米倉涼子(37)が高校生を演じることになった。4月スタートの日本テレビ「35歳の高校生(仮)」(土曜後9・00)で、35歳で一般の全日制高校に通う謎の女が、クラスの問題を解決していく物語。米倉は「まさか、高校生を演じるとは思っていなかったので、ドキドキしています」と異色の設定に挑む心境を語っている。

 芯の通った強い女性を格好良く表現する演技に定評のある米倉。今度は異色のキャラクターに挑む。

 17歳の同級生と教室で肩を並べ、高校生活を送る35歳。制服も着用し、宿題もこなすが、登下校は高級外車に乗り、昼休みには教職員用の喫煙所で一服、放課後にはビールを飲む“大人”の女子高生だ。

 近寄りがたい孤高の存在という雰囲気を醸し出し、「なぜ高校に入ったの?」と聞かれても「卒業したいから」などと答えるだけで、素性も含めて謎だらけ。ただ、いじめや不登校など、クラスの問題を「親でもない、教師でもない、ただの同級生だからできることもある」と型破りな行動で解決に導いていく。

 米倉は昨年10月期のテレビ朝日「ドクターX」で、フリーの外科医を好演し、最終回(昨年12月13日放送)の視聴率24・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が昨年の民放ドラマ1位を記録する人気だった。

 「35歳の…」の高明希プロデューサーは「昨年の押しも押されもせぬ視聴率女王であり、30代になってますます魅力が増している女優さん。いろいろな役をやられている中で、実はまだやったことのないのが生徒役。インパクトを持って演じ切っていただけると思いました」と起用理由について話している。

 米倉は「最初、先生役かと思ったのですが、高校生役と聞いてとてもうれしかった」と感想。高校生たちが今、抱えている問題を内側から斬る役どころに「35歳の高校生の目から見て、どう解決したらいいのか、どういうふうに伝えたらいいのか、考えていきたい」と気合十分に話している。

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