東出昌大 さっそう黒スーツ、俳優専念へ「何でもやりたい」

[ 2013年2月8日 06:00 ]

2012年毎日映画コンクール表彰式

(2月7日 川崎市「チネチッタ」)
 【スポニチグランプリ新人賞】そうそうたる先輩俳優と並んでも、ひときわ目立つ1メートル89の長身。蝶ネクタイ、黒のフォーマルスーツをサラリと着こなすたたずまいは、パリコレの舞台を踏んだ元モデルらしい。東出は「トラディショナルなところは外さないようにしました」と、初の映画賞授賞式を楽しむ余裕すら感じられた。

 デビュー作「桐島、部活やめるってよ」で、いきなりの新人賞受賞。才能ある野球部員ながら“帰宅部”として日々を過ごす高校生を演じた。登場人物1人1人を丁寧に描いた群像劇ということもあり、喜びは控えめ。「一緒に出た人たちの代表としての受賞。共演したキャスト、スタッフがみんな良かったから、頂けた賞です」と話した。

 今作を機にモデルを引退し、俳優業に専念すると決意した。「ホラーでもアクションでも、人間ドラマでも何でもやりたい」と、どんな役にも挑戦していくつもり。「役者としてはまだ始まったばかり。また賞に選んでいただけるよう、一生懸命頑張ります」と話す笑顔は初々しさに満ちていた。

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2013年2月8日のニュース