海老蔵 声詰まらせ「やんちゃな僕を大きな愛で見守ってもらった 優しい人」

[ 2013年2月4日 08:50 ]

市川団十郎さんの自宅前で会見を行う市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川団十郎さんが亡くなってから一夜明けた4日、長男で歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が都内で報道陣に対応し、団十郎さんへの思いを口にした。

 「突然で家族も驚いています」と声を詰まらせた海老蔵。1月19日ごろから体調が芳しくなく、一進一退の状況だったが、最近は意識もはっきりせず、海老蔵が仕事の際にはテレビ電話で顔を見ることもあった。最期は家族でみとり、自宅に戻ったその顔は「闘病生活を終えてホッとした表情でした」と話した。

 3月には夫妻の間に第2子が誕生する予定。男児と判明すると、市川家の“跡取り”となる孫との対面を楽しみにしていたが、「大変父が喜んでいたのに…」と無念の表情を浮かべた。

 「僕はやんちゃですし、わがまま。父には大きな愛、器で見守ってもらった。優しい人でした」と声を詰まらせた海老蔵。「僕は本名に親孝行の孝の字がついているんですけど、全然親孝行ができなかった。歌舞伎の方で親孝行できれば」と話し、寂しげな表情をみせた。「父の子だったからこそ、僕も今いられる。父の愛はいつも感じた」と涙ぐんだ。

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