小森純 ペニオク問題生謝罪も西川史子「顔も見たくない」

[ 2013年2月4日 06:00 ]

テレビ出演し謝罪した小森純

 入札のたびに手数料がかかる「ペニーオークション」をめぐる詐欺事件に関連し、商品を落札したとうそのブログを書いていたタレントの小森純(27)が3日、TBS「サンデー・ジャポン」に生出演し、謝罪した。涙ながらに「認識が甘かった」などと語ったが、書き込みまでの経緯などには触れなかった。共演者からは「顔も見たくない」と糾弾された。

 発言の機会を与えられた小森は数秒間、沈黙した後、「たくさんの方にご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございませんでした」と涙声で謝罪した。

 昨年12月15日にブログで謝罪し、同27日にブログを閉鎖。自らの口で謝罪するのは今回が初めてで「ブログ閉鎖が一つのけじめだと思っていた。認識が甘かったんだなと深く感じています」「もっと早く謝罪すべきでした」と話した。

 一方、共演者からは非難の声が噴出した。

 タレントの西川史子(41)は「番組に出て謝って、みそぎを済ませられると思っていたら大間違い。テレビに出てくる神経も理解できない」と痛烈に批判。涙を流し、うなずきながら話に聞き入る小森をよそに「詐欺の片棒を担ぐようなことをするのは性根の問題。話もしたくないし、顔も見たくない」と淡々と話し、突き放した。

 演出家のテリー伊藤さん(63)は「事件が起きたのは昨年。年が明けたら、ほとぼりが冷めると思っていたのではないか」と推測。タレントで弁護士の八代英輝氏(48)は「生放送で泣いて謝罪すれば同情する人が出てくる。(これを狙った)ガス抜きにしか見えない。泣いている姿を見て違和感を感じる人も多いと思う」と、批判は番組にも及んだ。

 小森の所属事務所は、この日の出演の経緯について、年明けに番組側から依頼があったと説明。「お世話になってきた番組なので、この場で謝罪させていただこうと出演を決めた」と話した。

 放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏(58)からの「ペニオクがどういうものか確認しなかったのか?」との質問に、小森は「所属事務所を含めて確認することができなかった」と答えたが、書き込むまでの経緯や詳細には触れずじまい。後味の悪さも残した印象だ。一方的な謝罪だけで今後の芸能活動に活路を見いだそうとしたとも取られかねず、くすぶる騒動への火種に油を注ぐ可能性もありそうだ。

 ≪豆まきは欠席≫小森は3日に池上本門寺(東京都大田区)で行われた豆まき行事への参加を取りやめた。所属事務所が「福を招く行事にふさわしくない」と前日にキャンセル。小森が「私が出ると周囲に迷惑をかける」と、スタッフに自粛を申し出ていたという。今後のイベント出演に関して、担当者は「本人と話し合って決めていく」とした。

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