安藤サクラ 父・奥田瑛二に続く受賞も評価にとまどい

[ 2013年1月30日 06:00 ]

主演女優賞の受賞と、来年度の授賞式司会を担当することを知らされて戸惑う安藤サクラ

第55回ブルーリボン賞

 「かぞくのくに」などで主演女優賞に輝いた安藤サクラ(26)は受賞の感動を、94年度の主演男優賞に輝いた父の奥田瑛二(62)の記憶とともに語った。「授賞式にも行った。青いリボンをバッジに付け、父に贈った。自分がその賞をもらうのは不思議」と、まだ小学3年生だった当時を懐かしんだ。

  「かぞくのくに」は、北朝鮮に渡った兄が病気療養のため一時帰国する物語。数十年ぶりの再会を喜び、苦悩する妹を好演した。昨年は「愛と誠」のスケバン役なども含め、多くの賞を受賞。「ちゃんとやれよ!ってビンタされてる感じ。自分の気持ちが追いついてない」と、今も周囲の評価や祝福に戸惑っている。

 昨年、俳優の柄本佑(26)と結婚。「将来、子や孫に“おばあちゃんはブルーリボン賞っていうのを獲ってねぇ”って自慢できるのはうれしい」と、おばあさんの演技も交えて笑いを誘った。佑の父、柄本明(64)も82年度に助演男優賞を受賞している俳優一家。今回の受賞が、どう語り継がれていくかも楽しみだ。

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2013年1月30日のニュース