美輪明宏 「いいとも」で紅白出場秘話語る

[ 2013年1月7日 13:36 ]

第63回紅白歌合戦で熱唱する美輪明宏

 2012年の紅白歌合戦に初出場した歌手の美輪明宏(77)が7日、フジテレビ「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」に生出演し、当日の様子を振り返った。

 紅白の舞台で6分にも渡る「ヨイトマケの唄」を見事に歌い上げた美輪。演出には「何もいらない」と“リクエスト”。「歌で勝負したい」という気持ちからで、カメラも1台、カット割りは望まなかった。衣装も「歌の邪魔になるから」と黒子を選んだ。

 インターネットでは初めて聞いた視聴者の反響が大きかったようで、「(自分のやっていることは)日本の伝統芸能を短くして、現代版にしただけ、日本人のお客さんにはそれを受け入れる土壌がある」と話した。

 77歳での初出場となった経緯にも触れた。美輪は時間制限を理由にかつては辞退したが、他のNHKの歌番組には出演していた。大阪に転勤となった知り合いのNHKスタッフがコンサートで美輪の楽屋を訪れた時に「東京にお戻りになったら、お祝いに出させていただけるわね」と申し出たという。その話を聞いた紅白の総合プロデューサーが美輪の事務所を訪ねて、正式なオファーを出した。美輪も持ち時間を確認したところ、「それで結構です」と二つ返事で了承を得たという。

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2013年1月7日のニュース