米朝が新春のあいさつ 昨夏の骨折後初舞台…ざこば感極まる

[ 2013年1月2日 18:59 ]

大阪市内で開かれた「米朝一門会」の「新春ごあいさつ」に登場した(左から)桂南光、桂米朝、桂ざこば

 人間国宝の上方落語家、桂米朝(87)が2日、大阪市内で開かれた「米朝一門会」に出演し、満員の観客に「いっぱい来ていただきまして、それだけで胸がいっぱいです」などとあいさつした。米朝の舞台出演は、昨年8月に腰椎を骨折して以来初めて。

 公演冒頭の「新春ごあいさつ」には、米朝をはじめ、一門の落語家の桂ざこば、桂南光らが登場。隣に座ったざこばが感極まって涙声で話すと、米朝は「私も何か泣きとうなりました」と続けて、客席から笑いが起こった。

 米朝は、兵庫県尼崎市の自宅で転倒して骨折し、昨年9月に退院。その後ラジオ番組の収録などに取り組んでいた。

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2013年1月2日のニュース