「東京で失敗したらどうしよう」赤木春恵が明かす若き日の森さん

[ 2012年12月7日 17:34 ]

森光子さんの生前の思い出を語る赤木春恵

 肺炎による心不全のため11月10日に92歳で亡くなった女優・森光子さんの本葬が7日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。

 森さんと戦争を経験し、70年来の付き合いという女優の赤木春恵(88)は「思い出が体中に目いっぱい詰まっている」と万感の思いを語り、「みっちゃん、あやちゃん(赤木の本名はあやこ)と呼び合う仲だった。会うと何も言わなくても、目と目が合うだけで、(気持ちが)通うことができた」と悲しんだ。

 ファクスや手紙でのやりとりはあったが、最後に会ったのは、09年の「放浪記」千秋楽だったと言い、「2000回を成し遂げたけど、どこかに無理をしてきたんじゃないのかな」と話した。

 また、森さんが大阪から上京する際に「東京へ行って失敗したらどうしよう」と相談を受けていたことを明かし、「もし駄目ならまた大阪は受け入れてくれるよ」と励まして、送り出したというエピソードを明かした。

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2012年12月7日のニュース