のりピー「生きていることが戦国時代」 “再起”へ稽古

[ 2012年11月30日 06:00 ]

稽古中に穏やかな表情を見せる酒井法子

 芸能界に復帰した女優の酒井法子(41)が都内のスタジオで、主演舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」(12月15日初日、東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)の稽古に入った。

 執行猶予期間が明ける24日まで稽古に参加できなかったため、その遅れを取り戻そうと必死。長男(13)の食事の支度などの家事に追われる中、稽古前には歌の個人レッスンを受けるなど“再起”を懸けた舞台に全力で取り組んでいる。

 復帰会見では共演の今井雅之(51)が舞台のテーマである戦国時代に引っかけて「酒井の方がこの3年間戦国時代だった」と話したが、酒井は「人間は生きていることが戦国時代じゃないですか」としみじみ。複雑な家庭に育ち、80年代のアイドル戦国時代を生き抜いた酒井らしい言葉で、今も多くの批判の声を浴びながらも復帰舞台を成功させるしかない“崖っ縁”の心情を語った。

 舞台は悲劇のヒロイン「お市の方」の生涯を基にしたフィクション。稽古では夫役の今井と涙ながらに愛を確認するシーンを演じるなど、すでに役に成り切っている。舞台は14年ぶりで「一からのスタート。周りは若い人が多いですが、学ぶことばかりです」と強調。事件で深い傷を負わせた息子や、復帰を後押ししてくれた義母の存在が「何よりも復帰の支えになった」といい、その2人のためにも「舞台を頑張って成功させたい」と誓った。

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