「フランスを泣かせたい」桂文枝 12月にパリで襲名披露

[ 2012年11月29日 12:48 ]

日本外国特派員協会で記者会見に臨む桂文枝

 落語家の桂文枝(69)が12月7、8日にパリで襲名披露公演を開くことが決まった。文枝は29日午後、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、「フランスの皆さんを泣かせたい」と意気込みを語った。

 パリ日本文化会館で、自作の創作落語2作を日本語で披露し、フランス語の字幕を流す。「泣けるはなしを選んだ」と言う。

 文枝は「パリに行くことを楽しみにしています。メルシーボク(ありがとう)」とフランス語を交え、笑いを誘いながら、落語の歴史について説明。「しゃべくりが命のはなし家にとって、言葉の壁は堅牢です」と過去の経験から、海外公演の難しさも語った。

 文枝は7月に上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名し、2014年まで各地で披露公演を予定している。

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2012年11月29日のニュース