市村正親「子役はさせません」 息子たちの芸能界入りに理解も…

[ 2012年11月15日 16:02 ]

舞台「家康と按針」製作発表に登場した(左から)古川雄輝、市村正親、スティーブン・ボクサー

 俳優の市村正親(63)が15日、東京都港区の増上寺で行われた舞台「家康と按針」製作発表に出席した。

 徳川家康と、家康の天下統一を支えた日本史上初の青い目のサムライ、ウィリアム・アダムズ(のちの三浦按針)との友情の物語を日英俳優陣で届ける話題作。東京公演後、年明けには英ロンドンでの公演が実施される。

 来年、俳優生活40周年を迎える市村にとって、記念となる年の最初の公演で、ロンドンの舞台に立つのは10年ぶり。「40周年をロンドンでスタートするのはいい皮切り。健康に気をつけて乗り切っていきたい」と気を引き締めた。英語で公演することも検討したが、「家康は日本語でやるべきだ。英語でしゃべるよりは日本語のほうがより伝わる」と強調。

 3年ぶりの再演となるが、初演時との違いに「役の解釈は3年前よりも深くなってる」と手応え。しかし、戦国武将へのあこがれは皆無だとか。「戦うの大嫌いだから刀は持ちたくないですね。僕はやっぱり弥生時代が好き」と笑いを誘った。

 子煩悩な市村は愛息の話になるとデレデレで、「上の子は聡明で下の子はかわいい」と目尻を下げ、声高に「まぁーかわいいやね!!」と満面の笑み。子どもたちが両親と同じ職業を志したときには「やりたいって言われたらやらせます」としたが、「子役はさせません。子どものうちはのびのびとやってほしい」と願望を語った。

 「家康と按針」は12月1、2日にKAAT神奈川芸術劇場で、11日から16日までは東京・青山劇場で上演される。

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